タウンハウジングは東京・神奈川・千葉・埼玉の1都3県で94店舗を展開している不動産会社です。
店舗数はそこまで多くはないものの仲介件数は全国で6位となっており、高い仲介力を誇っています。
関東エリアでお部屋探しをされている方は、これからタウンハウジングの入居審査を受けられる方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、賃貸不動産会社に勤める筆者が、
タウンハウジングの入居審査について知っておきたい6つのポイント
を詳しく解説していきます。
- 審査基準
- 保証会社について
- 審査に落ちるケース
- 審査に通るには
- 審査必要書類
- 審査日数
上記6つのポイントについて詳しく解説をしていきますので、この記事をお読みいただくことでタウンハウジングの入居審査についてしっかり理解することができますよ。
タウンハウジングの入居審査は厳しい
おそらくこれからタウンハウジングの入居審査を受けられる方が一番気になる点が、
「タウンハウジングの入居審査は厳しいのかどうか」
という点ではないでしょうか。
ですのでまずはタウンハウジングの入居審査の厳しさについて解説をしていきます。
さっそく結論から申し上げますと、
タウンハウジングの入居審査は厳しいです。
タウンハウジングの入居審査が厳しい大きな理由は、タウンハウジングが入居審査で利用する保証会社にあります。
タウンハウジングが利用する保証会社
タウンハウジングが利用する保証会社は、
- オリコフォレントインシュア
- 全保連
上記2つの保証会社のどちらかを利用して入居審査を行っていきます。
この2つの保証会社は、数ある保証会社の中でも審査基準が厳しめの保証会社となっています。
下記よりそれぞれの保証会社の特徴を詳しく解説していきます。
オリコフォレントインシュア
オリコフォレントインシュアはオリコカードで有名なオリエントコーポレーションのグループ会社です。
オリコのような信販会社が運営する保証会社は「信販系の保証会社」と呼ばれ、信販系の保証会社はその他の家賃保証会社と比べて審査が厳しいです。
信販系の保証会社の審査が厳しい理由は、
- クレジットカードの滞納歴
- 携帯代の滞納歴
- 自己破産歴 など
個人信用情報を元に審査を行うからです。
そのため、個人信用情報にキズがある方の場合はオリコフォレントインシュアの審査に高確率で落ちてしまう形となります。
家賃保証会社の中でも知名度の高いオリコフォレントインシュア。 ミニミニ ハウスメイト タウンハウジング など... 多くの有名な不動産会社が入居審査にオリコフォレントインシュアを利用しています。 実際にこれ[…]
全保連
全保連はオリコフォレントインシュアと違い、信販系の保証会社ではありません。
そのため、個人信用情報を元に審査を行わない保証会社となりますので、個人信用情報にキズがある方でも審査に悪い影響を及ぼすことはありません。
このような点から、全保連はオリコフォレントインシュアよりも審査基準がゆるい保証会社となります。
しかし、全保連は「全国賃貸業保証協会(LICC)」という保証協会に加盟しており、LICCの加盟会社同士で家賃滞納歴などの情報を共有しています。
そのため、全保連は信販系以外の保証会社の中でも審査が厳しめです。
よってタウンハウジングの保証会社の審査は、
オリコフォレントインシュアでも全保連でも審査が厳しめ
ということになります。
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どちらかの保証会社の審査に通れば原則OK
タウンハウジングの入居審査は、
オリコフォレントインシュアか全保連のどちらかの入居審査に通過できれば原則OKです。
ですので、個人信用情報にキズがありオリコフォレントインシュアの審査に落ちてしまっても、信販系ではない全保連で再審査を行い、全保連の審査に通過できればOKということになります。
タウンハウジングの入居審査は厳しめではあるものの、オリコフォレントインシュアと全保連の両方で審査が落ちてしまうケースは多くないでしょう。
ただし、物件や審査内容によっては再審査ができないケースもありますのでご注意ください。
タウンハウジングの審査は連帯保証人不要
また、タウンハウジングの入居審査はオリコフォレントインシュアか全保連のどちらかの保証会社を利用することにより、
「原則連帯保証人不要」となります。
ですので、
「連帯保証人を立てることができない…」
といった方でも安心して審査を受けることができます。
しかし、審査の内容によっては連帯保証人が必要なケースもございますのでご注意ください。
タウンハウジングの審査に落ちるケース
タウンハウジングの審査に落ちるケースはどのようなケースなのか。
下記にまとめました。
・タウンハウジング側の審査でNG
保証会社の審査でNG
先ほどお伝えした内容となりますが、
オリコフォレントインシュアと全保連の保証会社の審査でNG
の場合はタウンハウジングの入居審査に落ちてしまいます。
タウンハウジング側の審査でNG
タウンハウジングの入居審査は家賃保証会社の審査だけではありません。
管理会社となるタウンハウジング側の審査にも通らないとタウンハウジングの物件に入居することはできません。
タウンハウジング側の審査で見られる内容は、下記の内容が見られていることが多いです。
- 家賃滞納歴やトラブル歴
- 収入と家賃のバランス
- 言葉づかいや態度、身なり
- 犯罪歴、前科など
こちらもそれぞれ解説していきます。
家賃滞納歴やトラブル歴
過去に家賃滞納歴やトラブル歴がある方は、審査に落ちてしまう可能性が高いです。
収入と家賃のバランス
収入に適していない家賃を選択すると審査に落ちてしまうこともあります。
基本的に高くても月収の1/3以下の物件を選択するようにしましょう。
また、収入と適正な家賃については下記の記事をご参照ください。
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言葉づかいや態度、身なり
不動産会社に対しての言葉づかいや態度、身なりが悪い人は「入居後にトラブルを起こす人物」と判断されて入居審査に落ちてしまう可能性があります。
不動産会社に来店する時には言葉づかいや態度、身なりにはできる限り気を付けましょう。
犯罪歴、前科など
過去に犯罪歴や前科がある方は入居審査に通過することができません。
タウンハウジングの審査に限らず、多くの保証会社で審査に通過することが難しいです。
タウンハウジングの審査に通るには
タウンハウジングの入居審査に通るためには、
- オリコフォレントインシュアもしくは全保連の家賃保証審査に通る
- 管理会社のタウンハウジング側の審査に通る
上記2つの審査に通過する必要があります。
具体的には
- 個人信用情報がきれい
- 滞納歴やトラブルがない
- 適正な家賃を選択
- 安定して家賃を支払う証明ができる
- 態度・言葉づかいに問題がない
- 犯罪歴・前科がない
上記内容をクリアすることができれば、タウンハウジングの審査に落ちてしまうことは無いでしょう。
タウンハウジングの審査に必要なもの
タウンハウジングの審査に必要な書類をまとめました。
- 身分証
- 印鑑
- 所得証明書(審査によって必要なケースあり)
基本的には身分証と印鑑があれば問題ありません。
その他審査内容によって追加書類が必要となる可能性があります。
また、連帯保証人が必要な場合は、契約時に連帯保証人の方の実印や印鑑証明書が必要となりますのでご注意下さい。
タウンハウジングの審査日数
タウンハウジングの審査に掛かる日数はおおよそ2日~3日程です。
ただし、審査に必要な書類が不足していたり、入居申し込み書の内容に不備があると審査の結果が遅れてしまうこともあるのでご注意ください。
また、不動産会社の定休日をまたぐ場合はその分審査の結果が遅れてしまう可能性があります。
入居審査の結果が3日以上経っても出ない場合は一度担当スタッフに確認をしてみましょう。
入居申し込みの不備が発生している可能性もありますし、不動産会社側・タウンハウジング側で連絡をし忘れている可能性もあります。
また、入居審査に掛かる日数に関して詳しく解説している記事もございます。
よろしければ下記の記事も参考にご覧ください。
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まとめ
今回はタウンハウジングの入居審査について知っておきたい6つのポイントを詳しく解説いたしました。
タウンハウジングの入居審査は利用している保証会社が厳しめの保証会社のため、他の不動産会社に比べて審査基準が厳しめとなります。
しかし基本的には、
「オリコフォレントインシュアと全保連のそれぞれ属性の異なった保証会社両方で審査が可能」
ですので、両方とも審査NGとなってしまう可能性は低いです。
安定して家賃を支払える証明ができれば審査に落ちてしまうことはほとんどありませんので、あまり不安にならなくても大丈夫です。
この記事が少しでも皆様のお役に立てましたら幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
あなたが入居審査に通過し、良いお引越しができることを祈っています。