らくらくパートナーは、積水ハウスグループのマストパートナーズ株式会社が提供する家賃保証サービスです。
積水ハウスの賃貸物件(積和不動産が管理する物件)は全て「らくらくパートナー」の家賃保証サービスを利用します。
積和不動産の物件は全国で約61万戸あり、大東建託に次ぐ管理戸数の多さとなっています。
積和不動産の物件は非常に人気も高いので、実際にこれから「らくらくパートナーの審査を受ける」という方も多いと思いのではないでしょうか。
そこで今回は賃貸不動産会社に勤める筆者が、
らくらくパートナーの審査について知っておきたい6つのポイント
- 審査基準
- 審査に落ちるケース
- 審査に通るには
- 保証料
- 審査に必要なもの
- 審査日数
上記6つを詳しく解説をしていきます。
この記事をお読みいただくことでらくらくパートナーの審査についてしっかり理解することができるはずです。
らくらくパートナーの審査基準
らくらくパートナーの審査をこれから受けられる方が一番気になることは、
「らくらくパートナーの審査基準は厳しいのかどうか」
だと思います。
結論を先にお伝えいたしますと、
らくらくパートナーの審査は厳しいです。
その理由として、
らくらくパートナーは個人信用情報を元に審査を行う
という点が挙げられます。
少しややこしくなってしまいますが、らくらくパートナーは、
「オリコ・アプラス・ジャックス」
といった信販系の保証会社を利用して審査を行っていきます。
「オリコ・アプラス・ジャックス」のような信販系の保証会社は、
- クレジットカードの滞納歴
- 携帯代の滞納歴
- 自己破産歴 など
個人信用情報を元に審査を行いますので、個人信用情報にキズがある方の場合はらくらくパートナーの審査に高確率で落ちてしまう形となります。
信販系の保証会社以外の家賃保証会社は個人信用情報を確認しないので、信販系の保証会社は他の保証会社と比べて審査基準が厳しいのです。
また、クレジットカードの滞納歴がある方や個人信用情報を元に審査を行う信販系の保証会社については下記の記事にて詳しく解説をしています。
よろしければ参考にご覧ください。
<関連記事>
【入居審査落ち確定!?】クレジットカードの滞納と賃貸審査の関係
らくらくパートナーの審査に落ちるケース
具体的に、らくらくパートナーの審査に落ちてしまうケースはどのようなケースなのか。
下記でまとめました。
- 個人信用情報にキズがある方
- 積和不動産の物件で家賃滞納やトラブル歴がある
- 収入に見合わない家賃を選択する方
- 言葉づかいや態度、身なりが悪い方
- 犯罪歴、前科のある方
それぞれ解説をしていきます。
個人信用情報にキズがある方
先程お伝えいたしましたとおり、クレジットカードや携帯代の滞納歴などがある人はらくらくパートナーの審査に落ちてしまう可能性が高いです。
らくらくパートナーの審査に落ちてしまう理由のほとんどは、個人信用情報にキズがある場合となります。
ただ、積和不動産はらくらくパートナーの審査に落ちてしまっても「Casa」という保証会社で再審査が可能なケースもあります。
この点に関しては、審査結果の内容や積和不動産側の判断となります。
積和不動産側で再審査が可能であれば、Casaの審査基準はかなりゆるいので、希望していた物件に入居できる可能性は高いと言えます。
<関連記事>
Casa(カーサ)の審査について知っておきたい6つのポイント
積和不動産の物件で家賃滞納やトラブル歴がある
過去に積和不動産の物件で家賃滞納歴やトラブル歴がある方も、審査に落ちてしまう可能性が高いです。
上記の理由で審査がNGとなった場合は再審査は不可となりますので、残念ですが諦めて他の物件に切り替えるしかありません。
収入に見合わない家賃を選択する方
収入に適していない家賃を選択すると審査に落ちてしまうこともあります。
基本的に高くても月収の1/3以下の物件を選択するようにしましょう。
また、収入と適正な家賃については下記の記事をご参照ください。
<関連記事>
言葉づかいや態度、身なりが悪い方
不動産会社に対しての言葉づかいや態度、身なりが悪い人は「入居後にトラブルを起こす人物」と判断されて入居審査に落ちてしまう可能性があります。
不動産会社に来店する時には言葉づかいや態度、身なりにはできる限り気を付けましょう。
犯罪歴、前科のある方
過去に犯罪歴や前科がある方は入居審査に通過することができません。
らくらくパートナーの審査に限らず、多くの保証会社で審査に通過することが難しいです。
らくらくパートナーの審査に通るには
らくらくパートナーの審査に通るには、上記でお伝えした「審査に落ちるケースに該当しないこと」が重要です。
具体的には、
- 個人信用情報がきれい
- 積和不動産での滞納歴やトラブルがない
- 適正な家賃を選択
- 安定して家賃を支払う証明ができる
- 態度・言葉づかいに問題がない
- 犯罪歴・前科がない
上記内容をクリアすることができれば、基本的にらくらくパートナーの審査に落ちてしまうことは無いでしょう。
ですので、らくらくパートナーの審査における重要なポイントはやはり、
「個人信用情報にキズがあるかどうか」
だと言えます。
らくらくパートナーの保証料
らくらくパートナーの保証料は下記のとおりです。
継続保証料:月額合計の1%
らくらくパートナーを外すことはできる?
お客様からよくいただく質問内容として、
「連帯保証人を立てて、らくらくパートナーを外したい」
というご質問をいただきます。
結論としては、
らくらくパートナーを外すことはできません。
積和不動産は「らくらくパートナーの加入を必須条件」として賃貸契約を結ぶ形となっています。
そのため、連帯保証人をしっかり立てることができる方であっても、必ずらくらくパートナーに加入をしなくてはいけませんのでご注意ください。
らくらくパートナーの審査必要書類
らくらくパートナーの審査に必要な書類をまとめました。
- 身分証
- 印鑑
- 所得証明書(審査によって必要なケースあり)
基本的には身分証と印鑑があれば問題ありません。
しかし、審査内容によっては追加書類が必要となる可能性がございますのでご注意ください。
らくらくパートナーの審査日数
らくらくパートナーの審査に掛かる日数はおおよそ2日~3日程です。
ただし、審査に必要な書類が不足していたり、入居申し込み書の内容に不備があると審査の結果が遅れてしまうこともあるのでご注意ください。
また、不動産会社の定休日をまたぐ場合はその分審査の結果が遅れてしまう可能性があります。
入居審査の結果が3日以上経っても出ない場合は一度担当スタッフに確認をしてみましょう。
入居申し込みの不備が発生している可能性もありますし、不動産会社側・らくらくパートナー側で連絡をし忘れている可能性もあります。
また、入居審査に掛かる日数に関して詳しく解説している記事もございます。
よろしければ下記の記事も参考にご覧ください。
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まとめ
今回はらくらくパートナーの審査について知っておきたい6つのポイントを詳しく解説いたしました。
らくらくパートナーはオリコなどの信販系の保証会社を利用する審査となりますので、審査基準は厳しめとなります。
ただし、仮にらくらくパートナーの審査に落ちてしまっても、積和不動産の物件は「保証会社Casa」にて再審査が可能となる場合もございます。
ですので、Casaの再審査まで考慮すれば積和不動産の物件に入居できないと言ったことはそこまで多くはないと言えます。
皆様が入居審査に通過し、良いお部屋探しができることを祈っています。