賃貸契約を結ぶ際に必ず行われる入居審査。
近年は家賃保証会社を利用して賃貸契約を結ぶことが一般的となりました。
これから保証会社ナップの審査を受けるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は賃貸不動産会社に勤める筆者が、保証会社ナップの審査について詳しく解説をしていきます。
この記事をお読みいただくことで保証会社ナップの審査について詳しく理解することができますので、ぜひ最後までお読みいただけましたら幸いです。
保証会社ナップの審査基準
保証会社ナップの審査基準が厳しいのかどうか。
気になる方も多いと思います。
結論から申し上げますと、
保証会社ナップの審査はゆるいです。
保証会社ナップの審査がゆるい理由として下記の6つの理由があります。
- 個人信用情報にキズがあってもOK
- 家賃滞納歴があってもOK
- 無職でもOK
- 外国籍の方でもOK
- 高齢者の方でもOK
- 生活保護の方でもOK
それぞれひとつずつ解説をしていきます。
保証会社ナップの審査は個人信用情報にキズがあってもOK
保証会社ナップの入居審査では個人信用情報を確認されることはありません。
- クレジットカードの滞納歴がある方
- 携帯代の滞納歴がある方
- 自己破産歴がある方
など..上記のような個人信用情報にキズがある方でも保証会社ナップの審査では全く影響がありません。
個人信用情報を元に審査を行うのは、クレジットカード会社などの信販会社が運営する信販系の保証会社だけです。
この点が特に保証会社ナップの審査がゆるい大きな理由となります。
保証会社ナップの審査は家賃滞納歴があってもOK
家賃保証会社には全国賃貸保証業協会(LICC)や賃貸保証機構(LGO)に加盟している保証会社が多いです。
全国賃貸保証業協会(LICC)や賃貸保証機構(LGO)に加盟していると、加盟している保証会社同士で家賃滞納歴などの情報を共有することができます。
しかしながら、保証会社ナップはLICCにもLGOにも加盟をしていません。
そのため過去に他の保証会社で家賃を滞納してしまっていたり、トラブルを起こしていたとしても新日本信用保証の審査に全く影響がありません。
ただし、過去に保証会社ナップで家賃滞納歴がある場合は審査に落ちる要因となりますのでご注意ください。
保証会社ナップの審査は無職でもOK
保証会社ナップの審査は無職の方でもOKです。
残高証明書の提出などで、今後どのように家賃を支払っていくのかを示すことができれば審査に通過することができます。
保証会社ナップの審査は外国籍の方でもOK
保証会社ナップの審査は外国籍の方でも入居審査を受けることができます。
保証会社ナップの審査は高齢者の方でもOK
また、保証会社ナップの審査は高齢者の方でも入居審査を受けることができます。
ただし、不動産会社によって年齢制限を定められていることが多いので、不動産会社側の審査でNGとなるケースもございます。
保証会社ナップの審査は生活保護の方でもOK
さらに保証会社ナップの審査は生活保護の方でも入居審査を受けることができます。
このように入居審査の受け入れが広いという点も保証会社ナップの審査がゆるい大きな理由ですね。
保証会社ナップの審査に落ちるケース
審査がゆるい保証会社ナップですが、だれでも必ず審査に通過できる訳ではありません。
ここでは保証会社ナップの審査に落ちてしまうケースをまとめました。
- 保証会社ナップで家賃滞納歴がある方
- 態度・言葉づかいが荒い方
- 収入に適していない家賃の物件を選択する方
- 犯罪歴・前科がある方
それぞれ解説をしていきます。
保証会社ナップで家賃滞納歴がある方
先ほども少しお伝えいたしましたが、過去に保証会社ナップで家賃滞納歴がある方は審査に落ちてしまう可能性が高いです。
態度・言葉づかいが荒い方
不動産会社に対しての態度や言葉づかいが荒い方も、
「入居後にトラブルを起こす可能性が高い人物」
と判断されて入居審査に落ちてしまう可能性があります。
不動産会社に対しての態度や言葉づかいはできる限り気を付けるようにしましょう。
収入に適していない家賃の物件を選択する方
収入に対してあまりに高い家賃の物件を選択すると、入居審査に落ちてしまう可能性が高いです。
高くても月収の1/3程度の家賃の物件を選択すれば、選択した家賃によって入居審査に落ちてしまうということはありません。
また、収入と適正家賃の詳細に関しましては下記の記事も参考にご覧ください。
<関連記事>
犯罪歴・前科がある方
過去に犯罪歴や前科がある方は入居審査に通過することができません。
保証会社ナップの審査に限らず、多くの保証会社で審査に通過することが難しいでしょう。
保証会社ナップの審査に通るには
保証会社ナップの審査に通るには、上記でお伝えした「審査に落ちるケースに該当しないこと」が重要です。
具体的には、
- 保証会社ナップで家賃滞納をしたことがない
- 適正な家賃を選択
- 安定して家賃を支払う証明ができる
- 態度・言葉づかいに問題がない
- 犯罪歴・前科がない
上記内容をクリアすることができれば保証会社ナップの審査に落ちてしまうことはほぼ無いでしょう。
保証会社ナップの審査基準はゆるいので、審査に通過する厳しい条件もなく審査に落ちる心配はあまりないと言えます。
保証会社ナップの審査に必要なもの
保証会社ナップの審査に必要な書類をまとめました。
- 身分証
- 印鑑
- 所得証明書(審査によって必要なケースあり)
- 残高証明書(審査によって必要なケースあり)
- 年金受給証明書(年金受給の方)
- 生活保護受給証明書(生活保護の方)
- 連帯保証人の実印(連帯保証人が必要な場合)
- 連帯保証人の印鑑証明書(連帯保証人が必要な場合)
基本的には身分証と印鑑があれば問題ありません。
その他審査内容によって追加書類が必要となる可能性があります。
また、連帯保証人が必要な場合は、契約時に連帯保証人の方の実印や印鑑証明書が必要となりますのでご注意下さい。
保証会社ナップの審査日数
保証会社ナップの審査に掛かる日数はおおよそ2日~3日程です。
ただし、審査に必要な書類が不足していたり、入居申し込み書の内容に不備があると審査の結果が遅れてしまうこともあるのでご注意ください。
また、不動産会社の定休日をまたぐ場合はその分審査の結果が遅れてしまう可能性があります。
入居審査の結果が3日以上経っても出ない場合は一度担当スタッフに確認をしてみましょう。
入居申し込みの不備が発生している可能性もありますし、不動産会社側・ナップ側で連絡をし忘れている可能性もあります。
また、入居審査に掛かる日数に関して詳しく解説している記事もございます。
よろしければ下記の記事も参考にご覧ください。
<関連記事>
まとめ
今回は保証会社ナップの審査について詳しく解説を致しました。
保証会社ナップの審査は他の家賃保証会社と比べて審査基準がゆるいので、ほとんどの方が問題なく審査に通過することができるでしょう。
また、保証会社ナップには「おもてなしclib off」という契約者特典があります。
全国のホテルや旅館、レジャー、日帰り湯、映画、グルメ、ショッピングなど…
さまざまなサービスを優待価格で利用することができたり、「リピーターサービス」もありますので保証会社ナップを利用する物件に入居した際には、ぜひ特典を利用してみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
あなたが入居審査に通過し、良いお引越しができることを祈っています。