日本賃貸保証(JID)は1995年設立で、賃貸保証会社のパイオニア企業となっています。
そのため、一般の方でも日本賃貸保証(JID)をご存知の方も多いです。
売上高や取扱店舗数も年々増加しており、知名度・実績共にとても高い家賃保証会社です。
そんな日本賃貸保証(JID)でこれからの審査を受ける方も多いでしょう。
そこで今回は賃貸不動産会社に勤める筆者が、
日本賃貸保証(JID)の審査について6つの知っておきたいこと
を詳しく解説していきます。
- 審査基準
- 審査に落ちるケース
- 審査に通るには
- 保証料
- 審査に必要なもの
- 審査日数
上記6つのポイントについて詳しく解説をしていきます。
この記事をお読みいただくことで日本賃貸保証(JID)の審査についてしっかり理解することができますよ。
日本賃貸保証(JID)の審査基準
まずは日本賃貸保証(JID)の審査基準がゆるいのか厳しいのかという点について詳しく解説をしていきます。
先に結論をお伝えいたしますと、
日本賃貸保証(JID)の審査基準はかなりゆるいです。
日本賃貸保証(JID)審査がゆるい理由として下記の6つの理由があります。
- 個人信用情報にキズがあってもOK
- 家賃滞納歴があってもOK
- 無職でもOK
- 外国籍の方でもOK
- 高齢者の方でもOK
- 生活保護の方でもOK
それぞれひとつずつ解説をしていきます。
日本賃貸保証(JID)の審査は個人信用情報にキズがあってもOK
日本賃貸保証(JID)の入居審査では個人信用情報を確認されることはありません。
- クレジットカードの滞納歴がある方
- 携帯代の滞納歴がある方
- 自己破産歴がある方
など..上記のような個人信用情報にキズがある方でもJIDの審査では全く影響がありません。
個人信用情報を元に審査を行うのは、クレジットカード会社などの信販会社が運営する信販系の保証会社だけです。
そのため、信販系の保証会社の審査に落ちてしまった人がJIDを利用する物件に切り替えて審査に通過するといったことがよくあります。
この点が特に日本賃貸保証(JID)の審査がゆるい大きな理由となります。
日本賃貸保証(JID)の審査は家賃滞納歴があってもOK
家賃保証会社には全国賃貸保証業協会(LICC)や賃貸保証機構(LGO)に加盟している保証会社が多いです。
全国賃貸保証業協会(LICC)や賃貸保証機構(LGO)に加盟していると、加盟している保証会社同士で家賃滞納歴などの情報を共有することができます。
しかしながら、日本賃貸保証はLICCにもLGOにも加盟をしていません。
そのため過去に他の保証会社で家賃を滞納してしまっていたり、トラブルを起こしていたとしても日本賃貸保証の審査に全く影響がありません。
ただし、過去に日本賃貸保証(JID)で家賃滞納歴がある場合は審査に落ちる要因となりますのでご注意ください。
日本賃貸保証(JID)の審査は無職でもOK
日本賃貸保証(JID)の審査は無職の方でもOKです。
残高証明書の提出などで、今後どのように家賃を支払っていくのかを示すことができれば審査に通過することができるでしょう。
日本賃貸保証(JID)の審査は外国籍の方でもOK
日本賃貸保証(JID)の審査は外国籍の方でも入居審査を受けることができます。
日本賃貸保証(JID)の審査は高齢者の方でもOK
また、日本賃貸保証(JID)の審査は高齢者の方でも入居審査を受けることができます。
ただし、不動産会社によって年齢制限を定められていることが多いので、不動産会社側の審査でNGとなるケースもございます。
日本賃貸保証(JID)の審査は生活保護の方でもOK
さらに日本賃貸保証(JID)の審査は生活保護の方でも入居審査を受けることができます。
このように入居審査の受け入れが広いという点も日本賃貸保証(JID)の審査がゆるい大きな理由ですね。
日本賃貸保証(JID)の審査に落ちるケース
日本賃貸保証(JID)の審査は家賃保証会社の中でもかなり甘い部類に入ります。
しかし、誰でも確実に入居審査に通過できる訳ではありません。
ここでは日本賃貸保証(JID)の審査に落ちるケースを解説していきます。
日本賃貸保証(JID)の審査に落ちるケースは下記のとおりとなります。
- 日本賃貸保証(JID)で家賃滞納歴がある方
- 態度・言葉づかいが荒い方
- 収入に適していない家賃の物件を選択する方
- 犯罪歴・前科がある方
それぞれ解説をしていきます。
日本賃貸保証(JID)で家賃滞納歴がある方
先ほども少しお伝えいたしましたが、過去に日本賃貸保証(JID)で家賃滞納歴がある方は審査に落ちてしまう可能性が高いです。
態度・言葉づかいが荒い方
不動産会社に対しての態度や言葉づかいが荒い方も、
「入居後にトラブルを起こす可能性が高い人物」
と判断されて入居審査に落ちてしまう可能性があります。
不動産会社に対しての態度や言葉づかいはできる限り気を付けるようにしましょう。
収入に適していない家賃の物件を選択する方
収入に対してあまりに高い家賃の物件を選択すると、入居審査に落ちてしまう可能性が高いです。
高くても月収の1/3程度の家賃の物件を選択すれば、選択した家賃によって入居審査に落ちてしまうということはありません。
また、収入と適正家賃の詳細に関しましては下記の記事も参考にご覧ください。
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犯罪歴・前科がある方
過去に犯罪歴や前科がある方は入居審査に通過することができません。
日本賃貸保証(JID)の審査に限らず、多くの保証会社で審査に通過することが難しいでしょう。
日本賃貸保証(JID)の審査に通るには
日本賃貸保証(JID)の審査に通るには、上記でお伝えした「審査に落ちるケースに該当しないこと」が重要です。
具体的には、
- 日本賃貸保証(JID)で家賃滞納をしたことがない
- 適正な家賃を選択
- 安定して家賃を支払う証明ができる
- 態度・言葉づかいに問題がない
- 犯罪歴・前科がない
上記内容をクリアすることができれば日本賃貸保証(JID)の審査に落ちてしまうことはほぼ無いでしょう。
日本賃貸保証(JID)の審査基準はゆるいので、審査に通過する厳しい条件もなく審査に落ちる心配はあまりないと言えます。
日本賃貸保証(JID)の保証料
日本賃貸保証(JID)の保証料は提携している不動産会社によって異なっていきますが、多くの不動産会社で下記の保証料となっています。
★JID保証料
初回保証料:月額合計の30%~50%
年間保証料:1万円
筆者が勤める不動産会社のエリアでは、
「初回保証料:月額30%」
としている不動産会社が多く、保証会社の相場と比べて安い設定となっていることが多いです。
ちなみに、家賃保証会社の保証料の相場は、
初回保証料:月額合計の50%
年間保証料:1万円
となりますので、日本賃貸保証(JID)の保証料は相場よりも安いと言えます。
日本賃貸保証(JID)の審査に必要なもの
日本賃貸保証(JID)の審査に必要な書類をまとめました。
- 身分証
- 印鑑
- 所得証明書(審査によって必要なケースあり)
- 残高証明書(審査によって必要なケースあり)
- 年金受給証明書(年金受給の方)
- 生活保護受給証明書(生活保護の方)
- 連帯保証人の実印(連帯保証人が必要な場合)
- 連帯保証人の印鑑証明書(連帯保証人が必要な場合)
基本的には身分証と印鑑があれば問題ありません。
その他審査内容によって追加書類が必要となる可能性があります。
また、連帯保証人が必要な場合は、契約時に連帯保証人の方の実印や印鑑証明書が必要となりますのでご注意下さい。
日本賃貸保証(JID)の審査日数
日本賃貸保証(JID)の審査に掛かる日数はおおよそ2日~3日程です。
最近は申し込み当日に結果が出てくることも少なくありません。
ただし、
- 申込書に不備がある
- 必要書類に不備がある
- 不動産会社の定休日をまたぐ
- 不動産会社やJID側が連絡をし忘れる
など…さまざまな理由で審査結果が遅れてしまう可能性もあります。
入居審査の結果が3日以上経っても出ない場合は一度担当スタッフに確認をしてみることをおすすめします。
また、入居審査に掛かる日数に関して詳しく解説している記事もございます。
よろしければ下記の記事も参考にご覧ください。
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まとめ
今回は日本賃貸保証(JID)の審査について6つの知っておきたいことを解説いたしました。
日本賃貸保証(JID)の審査はその他の家賃保証会社と比べて審査基準がかなりゆるいです。
そのため、過去に日本賃貸保証(JID)で家賃滞納をされていない方であればほとんどのケースで審査がOKになると思います。
日本賃貸保証(JID)は審査結果も早いので、急ぎのお引越しにも対応することができますね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
あなたが入居審査に通過し、良いお引越しができることを祈っています。