2002年に設立したあんしん保証。
2003年にはライフカードと業務提携して「ライフあんしんプラス」という保証商品も展開しています。
多くの不動産会社があんしん保証を利用しており、筆者が勤める不動産会社でもあんしん保証を利用しています。
実際にこれから、
「あんしん保証の賃貸審査を受ける」
という方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は賃貸不動産会社に勤める筆者が、あんしん保証の賃貸審査について詳しく解説をしていきます。
この記事をお読みいただくことであんしん保証の賃貸審査について詳しく理解することができますので、ぜひ最後までお読みいただけましたら幸いです。
あんしん保証の賃貸審査の基準
あんしん保証の賃貸審査の基準はゆるいのか厳しいのか。
気になる方も非常に多いと思います。
結論から申し上げますと、
あんしん保証の賃貸審査の基準は厳しいです。
あんしん保証の賃貸審査の基準が厳しい理由は、
個人信用情報を元に審査を行う
ということです。
あんしん保証では、
- クレジットカードの滞納歴
- 携帯代の滞納歴
- 自己破産歴 など
株式会社シー・アイ・シー(CIC)や、株式会社日本信用情報機構(JICC)といった信用情報機関から滞納歴などを確認して審査を行います。
個人信用情報を元に審査を行うあんしん保証のような保証会社を「信販系の保証会社」と呼んだりもしますが、それ以外の家賃保証会社は個人信用情報を元に審査を行わないため、信販系の保証会社はその他の家賃保証会社と比べて審査基準が厳しくなるという訳です。
また、クレジットカードの滞納歴がある方や個人信用情報を元に審査を行う信販系の保証会社については下記の記事にて詳しく解説をしています。
よろしければ参考にご覧ください。
<関連記事>
【入居審査落ち確定!?】クレジットカードの滞納と賃貸審査の関係
あんしん保証の賃貸審査に落ちるケース
具体的に、あんしん保証の賃貸審査に落ちてしまうケースはどのようなケースなのか。
下記でまとめました。
- 個人信用情報にキズがある方
- 収入に見合わない家賃を選択する方
- 言葉づかいや態度、身なりが悪い方
- 犯罪歴、前科のある方
それぞれ解説をしていきます。
個人信用情報にキズがある方
先程お伝えいたしましたとおり、クレジットカードや携帯代の滞納歴などがある人はあんしん保証の賃貸審査に落ちてしまう可能性が高いです。
あんしん保証の賃貸審査に落ちてしまう理由のほとんどは、個人信用情報にキズがある場合となります。
個人信用情報にキズがある方の場合は、信販系の保証会社を利用しない物件に切り替えるか、契約者名義を変更するしかありません。
収入に見合わない家賃を選択する方
収入に適していない家賃を選択すると審査に落ちてしまうこともあります。
基本的に高くても月収の1/3以下の物件を選択するようにしましょう。
また、収入と適正な家賃については下記の記事をご参照ください。
<関連記事>
言葉づかいや態度、身なりが悪い方
不動産会社に対しての言葉づかいや態度、身なりが悪い人は「入居後にトラブルを起こす人物」と判断されて入居審査に落ちてしまう可能性があります。
不動産会社に来店する時には言葉づかいや態度、身なりにはできる限り気を付けましょう。
犯罪歴、前科のある方
過去に犯罪歴や前科がある方は入居審査に通過することができません。
あんしん保証の賃貸審査に限らず、多くの保証会社で審査に通過することが難しいです。
あんしん保証の賃貸審査に通るには
あんしん保証の賃貸審査に通るには、上記でお伝えした「審査に落ちるケースに該当しないこと」が重要です。
具体的には、
- 個人信用情報がきれい
- 適正な家賃を選択
- 安定して家賃を支払う証明ができる
- 態度・言葉づかいに問題がない
- 犯罪歴・前科がない
上記内容をクリアすることができれば基本的にあんしん保証の賃貸審査に落ちてしまうことは無いでしょう。
あんしん保証の賃貸審査における重要なポイントは、
「個人信用情報にキズがあるかどうか」
だと言えます。
あんしん保証の保証料
あんしん保証の保証料は不動産会社によって異なっていきます。
参考として筆者が勤める不動産会社のあんしん保証の保証料は下記のとおりとなります。
初回保証料:月額合計の50%
月額保証料:月々月額合計の1%
筆者の不動産会社では年間保証料は掛かりませんが、中には年間保証料が掛かる不動産会社もあるようですのでご注意ください。
ちなみに保証会社の保証料の相場は、
初回保証料:月額合計の50%
年間保証料:1万円
となります。
基本的にはほぼ相場通りの保証料と言えますが、賃料が高い物件や年間保証料が掛かる場合は相場よりも高くなる可能性が高いです。
ですので、あんしん保証の保証料は相場よりやや高めと言えます。
あんしん保証の賃貸審査に必要なもの
あんしん保証の賃貸審査に必要な書類をまとめました。
- 身分証
- 印鑑
- 所得証明書(審査によって必要なケースあり)
- 連帯保証人の実印(連帯保証人が必要な場合)
- 連帯保証人の印鑑証明書(連帯保証人が必要な場合)
基本的には身分証と印鑑があれば問題ありません。
ただし、その他審査内容によって追加書類が必要となる可能性があります。
また、連帯保証人が必要な場合は、契約時に連帯保証人の方の実印や印鑑証明書が必要となりますのでご注意下さい。
あんしん保証の審査日数
あんしん保証の賃貸審査に掛かる日数はおおよそ2日~3日程です。
しかし個人信用情報にキズがある場合は、審査がNGとなる基準が明確ですぐに判断されやすいので、即日で結果が出てくることが多いです。
ただし、
- 申込書に不備がある
- 必要書類に不備がある
- 不動産会社の定休日をまたぐ
- 不動産会社やあんしん保証側が連絡をし忘れる
など…さまざまな理由で審査結果が遅れてしまう可能性もあります。
入居審査の結果が3日以上経っても出ない場合は一度担当スタッフに確認をしてみることをおすすめします。
また、入居審査に掛かる日数に関して詳しく解説している記事もございます。
よろしければ下記の記事も参考にご覧ください。
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まとめ
今回はあんしん保証の賃貸審査について詳しく解説をいたしました。
あんしん保証はクレジットカードの滞納歴など個人信用情報を元に審査を行う信販系の保証会社です。
そのため、信販系の保証会社ではない保証会社の審査よりも審査基準は厳しめと言えます。
個人信用情報にキズがある方の場合は、ほとんどのケースで審査に落ちてしまいます。
そのような場合は、信販系の保証会社ではない物件に切り替えたり、契約者名義を変更するなどの対処をしなければいけませんのでご注意ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
あなたが入居審査に通過し、良いお引越しができることを祈っています。